プラネタリウム関連機材 (2)

 補助投影機から全天周映画やビデオプロジェクターによる動画が多用されて来ています。またデジスターだけでなくジェミニスタ−システムやバーチャリウムの常設館も出来て嬉しい限りです。いずれドームスクリーンはプラネタリウム館だけでなくなる「全天周映像館」になると思います。現在でも各地にドーム型だけでなく平面型の大型映像館は存在しております。
XYズーム投影機
レスポンスアナライザ
全天周映写機
3管ビデオプロジェクター
液晶ビデオプロジェクター
オールスカイ(全天周パノラマ)
マルチサウンドシステム
デジスター
バーチャリウム
インフィニウム
ジェミニスタ−システム
MEGASTAR-II
ZKP-1
ZMP

■XYズーム投影機

スライド投影機の一種ですが、上下左右に移動出来るだけでなくズームレンズが使用されていますので、大きさを連続的に変化させたり、スライドを回転させることも可能です。この投影機により迫力があり、動きの表現が可能となります。

XYズーム投影機

■レスポンスアナライザ

このレスポンスアナライザは座席の肘掛けにセットされている3〜4個ボタンがあります。これを利用することでアンケートや質問に対する回答を集計して、ドームにその結果を投影することが可能です。このシステムを利用することでプラネタリウム番組に観客が参加できるインターラクティブ(双方向)な演出が出来ます。(写真提供/葛飾区郷土と天文の博物館)

レスポンスアナライザ

アストロビジョン70

■全天周映写機

主な傾斜館では全天周映画の映写機(アストロビジョンやオムニマックス)が設置されていて70mmの大画面のフィルムを使用して、臨場感があるドーム映像を投影します。以前は多くの傾斜館でプラネタリウム番組と独立した全天周映画番組を上映していましたが、最近はプラネタリウム番組の中で一部の全天周映画(ショートフィルム)が上映されることもあります。

■アストロビジョンL2(五藤光学製)

全天周映写機は一部の館では見ることができます、一般映画が35mmですのでフィルムの大きさにびっくりします。この映写機(70mm10P)では縦送り方式でもっと大きなドームではウルトラ70(70mm15P)が使用されており横送り方式となります。

■ビクトリューム(ビクターアークス製)

ミノルタプラネタリウム館ではアイワークスと呼ばれる70mm全天周映写機がセットされております。この映写機(70mm8P)では縦送り方式となっております。(秋田ふるさと村)

■3管ビデオプロジェクター

最近はスライド投影の静止画だけでなく、高画質のVTRやCDVの動画を投影することが多くなりました。

3管ビデオプロジェクター

液晶ビデオプロジェクター

■液晶ビデオプロジェクター

液晶ビデオプロジェクターは3管ビデオプロジェクターよりも安価でコンパクトも為に設置や移動が楽です。

■オールスカイ(全天周パノラマ)

従来のスカイライン投影機ではドーム外周を投影しますが天頂まではカバーできません。この投影機は全天を6分割してワイドレンズを使用したスライド投影機を使用しています。これによりドーム内に迫力ある映像を投影したり、景色を投影することによりあたかもその場所にいる疑似体験が可能です。なお写真ではオーバーラップ用に2台が1組となっています。(サンシャインプラネラリウム)

■マルチサウンドシステム

ドーム空間での音響効果は平面の設備とは異なり、スクリーン裏に配置された各スピーカーに的確に分配される必要があります、その代表的なシステムがPACS制御です。PACS制御ではマルチチャンネルテープデッキの各トラックを各スピーカへマトリックスを形成しています。的確な音量バランスと音像移動が効果的で立体的な音場空間を再現しています。なおPACS制御は(株)サウンドクラフトの商標です。

■デジスター

CGとシュミレーション技術を駆使した全天周CG投映システムは、魚眼レンズを通して天体情報を全天へ写し出します。星の位置データは3次元空間に定義されている為に動きがあるダイナミックな宇宙を表現致します。(写真提供/ミノルタプラネタリウム)

デジスター

■バーチャリウム(グローブシアター)

五藤光学研究所が開発したフルカラーのCG映像をドーム全面に投映するドーム投映システムです。3管VPをリアとドーム外周に配置して画像を分割し投影時に合成しています、常設館は現在長野県南佐久郡にある南牧村農村文化情報交流館だけです。従来のスターボールによる遮られた空間がなくシュミレーターとしての臨場感が凄いです。(写真提供/南牧村農村文化情報交流館)

■インフィニウム

ミノルタプラネタリウムが開発した先進の宇宙型プラネタリウムです、コンパクトな1球式です。恒星数は7.5等星まで26,000個を投影します、スペース・トラベリング・システムで仮想宇宙旅行が可能です。

インフィニウム

■ジェミニスタ−システム 

リアルな星空を再現する光学式プラネタリウム・NEWインフィニウムと、 全天周CG投映機の融合によって生まれた新世代プラネタリウム・ ジェミニスタ−システムは、従来のプラネタリウムでは再現できない 3次元恒星間飛行や、3次元CG動画による立体的で動きのある宇宙空間を 演出します。このジェミニスタ−システムの常設館はディスカバリーパーク焼津天文科学館です。 (写真提供/ミノルタプラネタリウム)

■MEGASTAR-II(リアルプラネタリウム)

MEGASTARとは、自作プラネファンの大平さんが4年間をかけて製作した移動式の2球式プラネタリウムの事です。従来同様の光学式ではありますが、天の川を恒星板に焼き付けて全天11.5等級までの恒星、およそ170万個を再現するという特長があります。

MEGASTAR

■カールツァイス・イエナ/ZKP−1
旧旭川市青少年科学館にありました、素晴らしい星像にはびっくりします、メンテに苦労が伺えます。
■カールツァイス/ZMP
6.5等星で1球式ですが光ファイバーを使用、このサイズで約350kgと軽量。全ての星がブライトスターです、スターボールに月・太陽投影機を内蔵いています。

(注意)ホームページに使用されているプラネタリウム関連写真は無断転載を禁止いたします。