世界遺産登録地・屋久島

島一周ドライブ|●ヤクスギランド|●白谷雲水峡
屋久杉を撮影したい
 
私には気に入って番組があります、TBSの毎週日曜日の午後11時30分から放送されている「世界遺産」です。海外だけでなく国内の登録地を紹介していて99年1月に放送された白神山地や屋久島の美しい映像に感激しました。(放送はワイドクリアビジョンで元映像はハイビジョンカメラです。)尾瀬中心の私ですが、出来るだけ色々な湿原や山々に行くように考えていて今年は憧れの屋久島に行きことが出来ました。
 屋久島へは初めての場所でしたのでJASナイスウイング「JASで行く屋久島・種子島」のツアーを利用、ツアーとは言っても現地では終日フリータイムですので撮影もたっぷり可能です。5月から9月までの期間がありますが、混雑期ではかなりの金額の差が出ます。屋久島の移動はバスでも可能ですが西部林道は道幅が狭くバスでの一周は無理ですのでレンターカーが便利です、台数に制限があるので予定が決まれば早めに予約してください。屋久島空港での納車・返車が一番便利で私は4日間利用しました。また今回はYNAC(屋久島野外活動総合センター)が行っている白谷雲水峡のフォレストウォークのエコツアーに参加しました。(2000年5月)
TBS 世界遺産 屋久島
●屋久島(1)1999年01月17日
周囲100kmほどの島に、2000m近い険しい峰々がひしめく威容は、まさしく海上アルプスである。最高峰の宮之浦岳(1935m)をはじめ、九州の上位7番目までを屋久島の山々が占めている。
海岸付近は亜熱帯だが、急峻な山肌をかけあがるごとに、深い森は、南国から北国への表情を変え、厳冬期の山頂付近は、積雪に覆われる。亜熱帯の島で見る雪景色である。
樹齢1000年以上のものだけが「屋久杉」と呼ばれ、島の人々は巨大杉に畏敬と愛着をもって「紀元杉」「夫婦杉」「大王杉」など名前を付けている。縄文杉は、幹の直径は16mあまり、屋久島最大の杉である。標高1100mの山中に苔むした巨大な株。切り口の直径は4mあまり、屋久杉の存在を世界に報じた植物学者の名前にちなんで、ウィルソン株と呼ばれている。江戸時代以来、伐採が続けられた屋久島の森は、全山に渡って杉の古い切り株があり、人の暮しと深く関ってきた森である。
●屋久島(2) 1999年01月24日
屋久島の秋。縄文杉は、まるで紅葉したような鮮やかな姿を見せる。実は、縄文杉の上に着生したナナカマドなどが紅葉している。亜熱帯の島に雪が積もる。北西の季節風が、最も激しく吹きつける奥島の斜面に積もる雪は、3mを越えることもある。モッチョム岳山頂のほこら。屋久島には、「岳まいり」と呼ばれる、ゆかしい習わしが古くから伝わっている。9月に集落ごとに行われ、浜の真砂(まさご)と潮水(しおみず)を携えて、里の背後にそびえる山の頂を参拝する。屋久島の森はコケだらけ。そこは発芽に最適の場所、コケの上に杉の種が落ち、やがて芽を出す。木の上に木が育つ現象は、屋久島の森全体で見られる。
1日目(5月27日)
 蓮田駅から始発電車に乗る、いつもは車の移動なのであまり感じなかったのですが軽登山靴を履き三脚とカメラザックはさすがに荷物が多いです。羽田空港ではJASの利用の為にチェックイン時に屋久島行きも可能で窓際だったが天候が悪かったです。鹿児島空港に到着したがこの日は荒れ模様で屋久島行きも天候調査中で結局15分遅れとなった、欠航になったら困ってしまいます。
 飛行機への乗り込みは待合室から直接が当り前なのですが、一旦外に出て飛行機のタラップを上がるのは初めてかもしれません、もっとも屋久島行きのJACはYS−11でプロペラ機にも味があります。屋久島に行くなら羽田からJASにしないとJACへの乗り継ぎが不便ですので注意が必要。
 レンタカーは空港のそばで便利です、免許証のコピーを取るのと返却時に満タン証明又は給油の伝票が必要です。朝から久しぶりの雨とのことで運が悪い、サバの薫製と屋久島揚げは美味しいので。ラーメン、味噌汁、おにぎりにも使われていて宮之浦にある「かぼちゃ家」の屋久島ラーメンはまた食べたいです。縄文杉は樹齢2600年〜7200年の推定幅があり樹齢3000年が定説らしい。屋久島には泥棒はいないようで、車の窓は開いていてカギも付けたまま、道路も空いていて信号も少ない。
2日目(5月28日)
 雨でも撮影するしかないので朝食はおにぎりにして昼食はお弁当屋に注文してヤクスギランドに向かう。雨具を着て撮影に入る、雨の日の撮影は大変でしかも屋久杉は暗い場所で5秒露出もあった。雨が降っているので高い屋久杉を写真に収めるようにレンズを上に向けるとどうしても濡れてしまいます。雨の撮影から天気が良くなってしまって撮影イメージが崩れてしまった、やっぱり苔に膨らむ水滴が屋久杉らしい。
 苔の生えた木々を中心に狙う、屋久杉は大きくてどう撮影して良いのか困ってしまいます。樹齢2800年の母子杉の根元で撮影終了後ちょっと早いが昼食を取る、この森にいると屋久杉の生命力の強さと人間の命が100年程度の短さに落胆してしまいました。今日は島一周が目標です、千尋滝は遠くにあるので迫力はないが大川の滝は迫力十分、西部林道のヤクザルとヤクシカの多さにはびっくり、今日の温泉は宮之浦から近い楠川温泉にした、この温泉は穴場的存在で小さいが十分満足しました。
3日目(5月29日)
 
早朝は白谷雲水峡に向かった、途中朝焼けがきれいで撮影する。白谷雲水峡に到着して歩きだすが昨夜の疲れが出てザックが重く撮影を断念、下見していなかったのも要因の一つで白谷広場(入口)を撮影して終わり。YNACのエコツアーに参加するので宮之浦に戻る、途中の路上でヤクシカに出会う。NTT屋久島営業所のグレ電からバイオノートでインターネットに接続してメールと掲示板をチェックする。
 今日はエコツアーに申し込んでおいたので9時にYNACにホテルから歩きだす。今日の白谷雲水峡エコツアーは月曜日もあって私一人とかわいい女性ガイドさん一人だったのでちょっと緊張します。センター内にて屋久島の概要を簡単にレクチャーした後スーパーでお昼のお弁当を購入して白谷雲水峡に向かいます。途中の道に咲く花や山並みの地形等丁寧にガイドしながら到着、アニメ「風の谷のナウシカ」や「もののけ姫」等の森のイメージとなった場所でもあります。倒木の上や岩の上から杉が育っている、ヤクスギランドとは違った魅力が感じられます。エコツアーガイドさんの幅広い解説にとても勉強になりました、有難うございました。今日は尾之間温泉に行こうと思っていたが遠いので中止して楠川温泉にまた行った、雲間に沈む夕日を撮影してホテルに戻る。
4日目(5月30日)
 最後の日なので撮影場所は昨日歩いた白谷雲水峡の撮影ポイントを目指して4時半にホテル出発、昨日よりもきれいな朝焼けである。昨日歩いた白谷雲水峡の撮影ポイントを頼りに楠川林道を辻峠までのルートを撮影、あの滝は良かった。
 屋久島空港に行きJACとJASのチェックインと窓際の座席を予約してから「かぼちゃ家」でまた屋久島ラーメンを食べる、その後グレ電でメールを送りいつもの掲示板をチェックする。まだ時間があったので最後は屋久島環境文化センターに寄った。入場だけであれば無料であるが大型映像ホールは有料500円、いつもプラネタリウムで見ている全天周映画の金額からして納得です。久々の70mmフィルムは迫力あります、「屋久島/森と水のシンフォニー」はやや階調がきつくしっとり感がない、字幕は別スライドで6カ国語に対応できる。
 屋久島空港に向かい直ぐ傍のガソリンスタンドで満タンにして(満タン証明が必要)マツダレンタカーに車を返す、デミオは4日間で31,000円。帰りは天候も良く種子島も良く見え、伊豆七島の大島、新島、式根島、利島も手に取るように見えて感激。浜松町駅のホームに降りるとリフレッシュした旅行だったのだがホームの混雑に一気にストレスが溜まってしまいました、もう2日欲しい旅でした。
また行きたい屋久島
 
YNACのホームページやテレビのニュースで九州地方は梅雨入りしました。初めての屋久島でしたのであえて縄文杉や宮之浦岳への登山は対象外でした。雨や朝靄に煙る屋久杉が撮影できませんでしたので次回は1500m以上の屋久島を体験したいです。