コマクサに会いたい

富良野岳 | ●赤岳ルート | ●黒岳ルート

コマクサに会いたい!!
尾瀬をメインとしている私ですが、毎年他の山に登るように心がけております。燧ヶ岳にはコマクサ咲いているとのことですが、登山道を外れないと見ることができないそうです、そこで夏休みを利用して7月27日〜30日に北海道の屋根である大雪山の登山を計画、旭川に到着してレンタカーを利用してまずは十勝岳温泉登山口から富良野岳。そして銀泉台ヒュッテから赤岳、そして最後は層雲峡ロープウエイーからの黒岳でした。今回は尾瀬のホームページで知り合った札幌の方のガイド付きで感謝感謝です。

7月27日(自宅〜吹上温泉保養センター白銀荘)
午前6時の電車に乗り午前8時頃に羽田空港に到着。チケットレスで往復の搭乗券を受け取る、そして手荷物を預けようとした時にガスバーナー用のボンベは機内持ち込みできないと言われて、帰りまで預けることになってしまいました。今回の登山ではお湯を湧かす必要がありとっても困りましたが、しょうがないので諦める。ANAの旭川行きの搭乗口は直接機内に接続できなので、バスで移動してタラップを使って機内に乗り込みます。札幌行きとは違ってマイナーな空港はいつもそうですね、現地の天候は晴れで19℃と表示されていて東京よりも10℃以上の差があります。

飛行機の窓からは関東地方の上空は晴れていて展望も良かったが、東北地方は厚い雲に被われてしまっています。北海道上空に近付くと展望が開け、まるで地図そっくり(当たり前です)で、着陸の為に高度を下げて行くとだんだんと広大な大地の緑が目の前に迫ってきました。旭川空港に到着するとさすがに涼しい、手荷物を受け取った後はレンタカー予約カウンターで受付を済ませてから、すぐそばにある旭川空港前営業所に到着して車を受け取り上富良野に向けて出発する。

北海道もなんて暑いのでしょうかね、途中の美瑛の観光ポイントによるが、個人の畑が多いのであちこちに立入禁止の看板が、考えて見れば観光客の為ではないのです。あちこちに細く高く伸びるポプラが印象的です。かんのファームのラベンダーを見学、ここからの十勝岳方面の山並は曇っていて見えませんでした。ここでエーデルワイスが販売されていてびっくりです、しかもマクロレンズ不要の大きさです。今日の宿泊先の白銀荘は食事は自炊なのでコンビニによって買い出しします、途中の畑でヒマワリがきれいだったので車を止めてしばし撮影、曇り空なので影もなく光りが柔らかいです。

白銀荘に午後3時頃到着、まだ新築された温泉センターで、駐車場の上はキャンプ場です、2600円は安いです。さっそく温泉に入るとよても気持ち良く疲れが取れます、駐車場をぶらぶらしていると明日から大雪山を案内して頂ける「EVERLASTING MEMORIES」のMIURAさん夫妻が札幌から到着。キャンプサイトで夕食を食べならが尾瀬を始めとして話が弾みます、有り難いことにガスバーナーとガスをお借りしました。夜の屋外はセーターが欲しいような気温にまで下がっていました、やっぱりここは北海道です。寒くなったので白銀荘の中でもう少し色々とお話してから2Fの部室に戻り消灯にしました。

7月28日(十勝岳温泉登山口〜富良野岳)
明るくなった午前4時頃に起きると、昨日曇っていた十勝連峰がきれいに見えていて、今日の富良野岳の登山が楽しみです。駐車場を少し散歩して、また寝てから朝食を済ませた後、MIURAさん夫妻と十勝岳温泉登山口に移動します、いくつかのカーブを過ぎた後、キタキツネが何かをくわえて通り過ぎて行きます、う〜〜んここは北海道なんだと実感します。

十勝岳温泉登山口に到着しますが、午前7時でも駐車場(約50台)が満車で路上駐車となりました、やはり人気の登山ルートであると実感します。登山届けを出して出発、これから登山する富良野岳が直ぐ近くに見えていています、森林限界からの登山開始なので視界が良いのが嬉しい。約30分で三段山から十勝岳分岐を過ぎると安政火口の白煙が見えます、川を渡ると緩やかな登りであちこちに高山植物が咲いております。約40分で上富良野岳の上ホロ分岐に到着。ここからの上富良野町や美瑛町の展望が天候に恵まれて素晴らしい、ここからは一度谷に下り、沢を渡るとやや急な上りを過ぎて、視界が広がるとほどなく富良野岳分岐に到着。暫し休憩した後、MIURAさんがこの辺りには少ないがコマクサが咲いているはずと、探していると2箇所で発見。私は写真では何度も見ておりますが、実物は初めて、こんなにかわいい大きさなんですね、感激です。

そして最後の山頂を目指します、山頂までは「花の百名山」と言われるようにお花畑が続きます、おかげで所々きつい登りも頑張れます。午前10時半過ぎに富良野岳に到着すると天候が良い、360度のパノラマで遠くの山々がきれい、休憩を兼ねて山頂でお湯を湧かしてお昼にします。それにしても十勝岳は緑の無い火山の山であることを実感しました。

下りの安政火口が見える場所で最後の休憩、今日は何度も声だけを聞いていたのがナキウサギで、傍で鳴いてるが姿を見ることはできませんでした。十勝岳温泉登山口には午後2時半頃に到着して、吹上温泉保養センターは混雑していると思われるので、層雲峡に移動します、旭川を経由しますので2時間以上かかります。層雲峡に到着して今日の疲れを癒す為にかんぽの宿によって温泉に入りました。

銀泉台ヒュッテの到着時間が遅くなってしまったので少し急いで車を走らせます、赤岳登山口まで15kmの案内板が見えてからは砂利道と舗装道が混在する林道を走ります、途中エゾシカが道路を横切って行きました。やがて視界が広がり駐車場が見えて来ると銀泉台ヒュッテにやっと到着。遅くなってごめんなさい、食堂で受付を済ませてやっと夕食を食べることになりました、尾瀬の山小屋よりも立派なおかずがありとっても美味しかったです。予約時の電話番号は旭川市内で、この銀泉台には電話はありません、無線だけです。食堂は売店となっていて四季折々の大雪山の写真が展示されていて、細長い畳のスペースは混雑時の部屋となっています、明日の朝食はお弁当にしました。ここの電気はもちろん発電によるもので午後8時には小さな電球だけの照明だけとなりました、今日は一日歩いたので早々に眠ることにしました。

7月29日(赤岳銀泉台登山口〜赤岳)
駐車場からの雲海がきれいと聞いていたので、午前4時頃に起きる、昨日は夜中に到着したので外に出てみるとやっと登山口の状況が把握できた。視界が開けた駐車場には遠い山との間に雲海がきれい、早々にカメラを取り出し撮影する、気が付けば5人ほどカメラを向けていました。朝食は皆さんお弁当なので、雲海の撮影後に外でお湯を沸かしておにぎりを食べます、人慣れしたシマリスが寄ってきます。
昨日同様MIURAさん夫妻と合流して、銀泉台ヒュッテの一番奥にある大雪山パトロール員(無線で白運岳避難小屋と連絡が取れますので、夏の混雑状況が把握できます。)が常設しています。ここで登山届けを出し午前7時頃赤岳に向けて出発します、なお直ぐ近くには水場と公衆トイレ(チップ制)があります。

この登山道は途中で車道跡がなのです、環境保護の為に計画が中止されたのです。いよいよ上りとなって10分程歩いた時にナキウサギの声がしました、良く見ると大きな木の根っこのそばにナキウサギがいるのを発見、正直言ってウサギではなくネズミのようですが、なかなか見るチャンスは少ないとのことで出会えて嬉しいです。第一花園と第二花園を過ぎて一休み、山並みを眺めると紅葉時は素晴らしいことを十分理解できます。やや左に回って視界が広がると雪渓の上りとなります、雪解けなので踏み抜きに注意して歩きます。やっと平坦な道になるとの多く花が迎えてくれます、山陰にはまだ雪渓が残っています。

登り着いた奥ノ平上部が待ちに待った「コマクサ平」です、風がちょっと強いですがあちこちに多くのコマクサが咲き乱れいて感激です。やがて第3雪渓の登りなりますが、赤岳への行程中の一番の難所です、やがて緩やかな登りの沢沿いの道を過ぎ、第4雪渓のお花畑には、エゾコザクラ、エゾツガザクラ、アオノツガザクラ、チョウノスケソウが咲き乱れていて疲れも飛んでしまいました。やがて緩やかな台地に到着すしてほどなく赤岳に到着、風が強いが表大雪のパノラマには圧倒されやっぱり大雪山は凄いと実感しました。少し早いですが、休憩を兼ねて昼食を食べます。

下りから見る展望もなかなか新鮮です、コマクサ平では夢中で高山植物の女王を撮影しました、やっぱり凄いです。午後2時過ぎに銀泉台登山口に到着、MIURAさん夫妻と銀泉台ヒュッテでゆっくりとコーヒーを飲んだ後札幌に戻るのを見送りました、素晴らしい大雪山をガイドして頂き感謝感謝です。ゆっくり体を休めてきれいな夕焼けが印象的、翌日は黒岳に登る為に早めに消灯致しました。

7月30日(層雲峡ロープウエイー・リフト〜黒岳7合目〜黒岳山頂)
層雲峡ロープウエイーの始発が午前6時なのでそれに合わせて、銀泉台ヒュッテを午前4時頃出発、霧雨の為に視界が悪く注意して運転します。やがて国道に出ると小雨となっておりました、「日本の滝100選」の流星の滝や銀河の滝を撮影する、層雲峡の大峡谷が朝靄が残っていてとても印象的です。ロープウエイーとリフトを乗り継ぐと約30分で黒岳7合目となり登山届けを出して出発、上空は晴れているが霧がまだ残っているお花畑の登山道はしっかりとしています。

黒岳7合目から8合目、9合目の標識を過ぎて約1時30分で山頂に到着。層雲峡方面をお除いて大パノラマが広がります。昨日登山した赤岳が左手奥に見えます、間宮岳をぐるっと回るルートを歩きたい気分です、層雲峡に戻り「黒岳の湯」に入って大雪山とさよらならとなりました。一体何日あれば大雪山を制覇できるのでしょうか、何より天候に恵まれて良かったです。